チョコレート検定2020に向けて。

2019年9月18日水曜日

チョコレート検定

t f B! P L

上級受験を終え、受験までの勉強時間や試験中のことを思い出し、
自分を含めた来年の受験生さんに向け、
今持っている情報や対策などを残しておこうと思いました。
いち受験者としても改善してもらいたい点が多かった今回の検定ですが、
来年の検定ではもう少し違った形で受験できることを、心から祈っています。

①チョコレート検定2019での試験範囲と、実際に出題された問題のギャップ

私が受験した経緯はこちら(→前回の記事)
今回、検定公式から示された上級試験のテスト範囲は『テキスト+参考文献から幅広く』とされているのみ。
公式テキスト巻末に載っている参考文献27冊のうち、
半分以上が古本屋さんで出会えればラッキーという状態の本でした。(ネットで買えないことはないが定価より高額になっているものもありました)

私はその中の10冊にヤマを張ったのですが、
勉強時間が足りず、実際に最後まで読めたのは3冊のみでした。

上級を受験した方々と答え合わせをした中で、
『この本から出題された』と確信の持てたものをまとめておきます。
ここからも出たよ、という本がありましたらぜひ教えてください。


当たり前だろと言われたらその通りなのですが😂
今年の上級試験、大半の問題はここから出題されています。
参考文献>公式テキストで勉強したら痛い目を見ました( ;∀;)
特に、%等の細かい数字が出ます。
チョコレートだけでなくアイスクリームや生チョコレートに関する問題もありました。
油断していて後回しにしていたショコラトリーの問題、サロンドゥショコラは今年で何回目?、チョコレートの消費量の多い国は?など、幅広く出てきました。
どちらかというと、その知識を元に『違いを見分ける』問題が多かった印象。
もう全部覚えるつもりでちょうど良いかと…
参考文献は気になりますが、まずはテキストです。
こいつを確実に片付けましょう。


アングロスイス社の創始者を聞かれていることが連想できる問題など、テキストに載っていない細かな問題が出ました。
他にも試験に出しやすそうなワードがたんまり詰まった本です。
読み物としても本当に面白かったので、一読しておいて損はないと思います。
イギリスの歴史特化の本なので、足りない部分はテキストで補う必要がありますが、何気にテキストには載っていない日本のチョコレート史にも触れていたりします。
今後テスト範囲になる可能性大だと勝手に思ってます。


カカオの栽培の際、気をつけなければいけない病気や、焙煎ロースターの話など、
かなり難しい内容の本にも関わらず、ここからもちょいちょい出題されていました。
数式とかは多分出ないので、読んで分かる部分にマーカーを引くことをおすすめしておきます…
何度も言いますが頭の痛くなる本です。笑


テンパリングの過程でココアバターの正常な結晶化の為に必要な結晶量
というかなりマニアックなワードが、この本から出題されたようです。
読みたかった本の一つ。
あと、試験に出てきてなんじゃ?と思った虫の名前『ヌカカ』を検索したところ、
著者の佐藤清隆さんが講義で話していたという結果が出てきたので、もしかしたらこの本にあったのかな??と思ってます。


メキシコでは未発酵のカカオ豆はなんと呼ばれるか?という問題がこの本から出題されたようです。
家にあるけど読めていない本の一つ…
時間さえあれば…という気持ち(TдT)


(あと、ここからは予想なので頭の片隅に避けておいて欲しいのですが、
後半の問題に出てきた『水中油滴型エマルション』とかいうよくわからない単語(笑)、あれは『チョコレートの科学』からかなぁと…
受験者さんの中で、カカオの知識と製造技術と並ぶくらい小難しい本との噂ですが、その本を読んでいたお友達が即答していたのでもしかしたら…)

(案外ショコラトリーに関する問題も多かったのですが、テキストに載っていない箇所が出題されていたりしたので、古本の高級ショコラのすべて』や『世界の一流ショコラ図鑑などからも出題されているのかもしれません。
お店の歴史などはネットで調べれば出てくると思うので、時事問題が出てくる可能性も懸念して、いろんなお店を検索しておくのも手かも)
いろいろ考えれば考えるほど、
ヤマはほぼほぼ当たっていたのにこの結果か…と悔しい気持ちがふつふつ…。笑

参考文献に関しては、
本当に『出題する書籍を絞る』か、
『上級専用の問題集』を出すなどして、
書籍を手に入れるのが難しい方も勉強しやすい方法に改善してほしいと思ってます。
来年もこの部分に改善が見られないようなら、この4冊がきっと力になってくれると思うので、
ぜひ一緒に頑張りましょう(TдT)
(盛大に外したらすみません)


②テイスティング対策

2019年の試験では、テイスティング問題は
THE chocolateから出題されました。
7月半ばにメールで通知があり、7月末にテイスティング練習用のチョコレートが公式から届きました。
ビター×3、ミルク×3の合計6枚入りのアソート
試験ではこの6種類のうち4種類のチョコレートと常温のお水、お手拭きが出てきました。

テイスティングの一番の対策は、
とにかく普段からTHE chocolateを食べて舌で味を覚えておくことだと思います。
あとは、各チョコレートの味のグラフと豆の産地をしっかり覚えておくだけで十分ではないかなと…。

Twitterでは、『明治の大人舌診断が試験勉強に使える』と教えてもらいました。
ぜひチョコを片手に挑戦してみてほしいです。

ただ一つ、試験の際気になったのが
テイスティングをする順番』です。
今回、試験に出てきたチョコレートの容器にはABCDのシールが貼ってあり、テイスティング問題もAからのスタートだったので、
私は迷いなくAから食べましたが、
チョコレートの構成はABCはビターDのみミルクとなっていました。
個人的には、苦いものから急に甘くなったので、逆にDの味だけよく認識できたような気がしていますが、
『テイスティングは、カカオ含有量の低いものから高いものへ』というのもテキストで勉強したのに、一体なぜ?という素朴な疑問が…。笑

私は美味しく食べられたので気になりませんでしたが、
順番が違うと判断が難しい、と思われる方もいらっしゃるはず…
次回そのあたりが改善されるかは分かりませんが、もしそのままだった場合、
テイスティングに入る前に、匂いや色などで順番の調整をした方が良い場合もあるかもしれません…。

③最後に!!

何気に一番大事かもしれないことを1つ。

2B以上の!!鉛筆を持っていく!!!

マークシートを塗りつぶすには芯が柔らかい鉛筆が一番!
上級試験は問題の文章が長く、読むのも理解するのも時間がかかったので、マークするのに時間なんてかけられません。
採点されなかったらどうしよう?!?!と思って、細いシャーペンで端から端まで塗っていて時間が足りなくなった人間からのアドバイスです!!!
持っていくなら!!!
鉛筆にしましょう!!!

公式からの解答はまだ発表されておらず、
自己採点で恐らく不合格であることが分かった受験生の一人ですが、
受験してみてこうしていれば良かったかなぁと思うことをまとめてみました。
来年上級を受験される方の助けに少しでもなれれば幸いです。

チョコレート検定上級、受験したい方は全国にいらっしゃるはず。
次回は東京、大阪以外の方も受験できるよう、会場も増えることを願ってます!
いっぱい書いたのは次の検定に期待してるし、
次こそモノにしてやると思ってるからです( ゚д゚)クワッ
見てろよ明治!笑
来年の受験を決意した皆様、
ぜひ一緒に頑張りましょう( ・`д・´)!


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