英国展2020で買ってきたタブレット、第一弾!
MAYHAWK(メイホーク)
トマトバジル&スモークドチリ
メイホークの工房は、イギリス グロスターシャー州 チェプストゥ近郊の、のどかな街にあります。
オーナーのコナーヘインズさんは、地理学の教師をしながら、プロのカメラマンとして世界中を旅していたとき、カカオの栽培や発酵の様子に心打たれ、2007年からチョコレートを製造を始めたそう。
カカオの買い付けからチョコレートの製造、それに関わる機械も手作りされ、
パッケージデザインもご自身でされているため、生産数も少量に留められていると。
お味もそうですが、パッケージもどれも個性的で、とてもアーティスティックな方なんだなと感心してしまいました。
さて、今回買ってきたのは個性豊かなチョコレートの中でも、ひときわ異彩を放っていた、ダブルフェルメンティッドというシリーズ。
2重発酵という意味です。
現地で発酵→乾燥を終えて取り寄せたカカオを、工房でもう一度フルーツや野菜の中に放り込み、素材の香りを移して再発酵させたシリーズだそう。
私が行ったとき、アップルペアーとこのトマトバジルが残っていたのですが、
トモエサヴールの店頭にいらっしゃったさくさんより、
『面白いのはこっち』とおすすめして頂き、購入に至りました。笑
こちらはメイホークの工房近郊で収穫された、トマト・バジル、スモークした唐辛子の中に漬け込んだカカオ豆で作られたチョコレート。
液体になったチョコレートに素材を混ぜるのではなく、カカオ豆そのものに素材の香りと風味を染み込ませる、というもの。
何がなんだか???という感じですが、絶対面白い味がする予感。笑
一緒に入っていた紙にはこんな言葉が載っていました。
"HELLO .THANK YOU FOR BUYNG THIS BAR OF CHOCOLATE REALLY DOES HEAN A LOT TO US AS A SHALL CRAFT CHOCOLATE MAKER WE TRY TO FOCUS SIMPLIFY &PERFECT EVERYTHING WE DO TO FIND OUT MORE"
"こんにちは。このチョコレートバーを購入してくれてありがとう。
私達は本当に多くのことを発見するため、クラフトチョコレートメーカーとして、私たちが行う全てをシンプルで完璧にすることに焦点を当てるよう、努力しています。"
(英訳に関してはど素人なので優しく見守ってください。笑)
封を開けると金色の包装紙。
メイホークのロゴシールが貼ってあります。
パッケージ裏の紙。
リサイクルしてね!って書いてました。
モールドはとってもシンプル。
肉厚な感じがします。
開けたとき、割れてしまっていたのが残念…(´;ω;`)
いざ実食!
チョコからはトマトの香りが。
生じゃなく、フリーズドライとか煮つめて水分を飛ばした感じの、ちょっと甘いやつ。
口に入れて一番に、チリのピリピリした刺激を感じる。
そのあとフワーッとトマトの香り、更にバジルの香りが追いかけてきます。
ココアバターのコクと相まって、窯から出したばかりのマルゲリータを連想しました。
昔カフェの厨房でピザを焼いていたときのことをリアルに思い出しました。
ピザ生地にトマトソースを塗って、チーズとバジルを乗せ、釜に放り込んだ瞬間のこと。焼き上がったピザから立ち上がる湯気の香り。
ピザ生地もイースト菌で発酵させて作るので、カカオ豆の発酵で生まれた香りから、自然と連想されたのかもしれません。
舌の上で転がしていると、カカオの酸も感じますが、その奥にしっかりトマトとバジルがいて、とてもフレッシュな味わい。
癖になりそうな一枚です。
比較として、今年のバレンタイン博覧会で買ったハミングバードチョコレートのマヤを。
こちらも同じく、チリが入ったスパイス系のチョコレートでしたが、シナモンとナツメグが入っていたので、よりスパイシーに感じました。
何故か後味に、桜餅の風味を感じたのを覚えています。
こちらに比べるとメイホークは、トマトのおかげでかなりフレッシュ。
もう一枚買いたくなるほどだったのですが、トモエサヴールさんの公式HPでは既に売り切れでした。残念(´;ω;`)
メイホークは自分で買うのは初めてですが、以前カデカワさんと遠隔テイスティング会をした時、送って頂いたチョコのラインナップに入っていた気がします。(この記事はまた後日。笑)
個人的に今回買ったメーカーの中で一番面白いと感じたチョコレートでした!
これまで全く追ってなかったけど、今度見つけたら違うチョコもまた食べてみよう。
カカオを二重発酵させるようなマニアックなこだわりを持っておられるメイホーク。今後の新作もめちゃくちゃ楽しみです。
ごちそうさまでした!
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