進め!未来へ!!【MAAHA CHOCOLATE(マーハチョコレート)】

2022年4月7日木曜日

タブレットのこと

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今回ご紹介するのは!!

Mpraeso社が立ち上げた新ブランド、MAAHA CHOCOLATE(マーハチョコレート)!

(公式サイト)

MAAHA CHOCOLATEといえば、4/4に放送されたバラエティ番組、「激レアさんを連れてきた」で紹介され、大変話題となりましたね!

見逃し配信もされているようですので、気になる方はぜひ探してみてください〜!

今回は、MAAHA CHOCOLATEの代表である田口愛さんにスポットを当ててご紹介します!


Mpraeso社は現在、田口愛さん、高橋佳愛さん、ショコラティエやデザイナーなどの7名で運営されています。

その情熱溢れる成り立ちについては、ぜひこちらの記事をご覧ください!

【起こせ!カカオ革命!Mpraeso】

田口さんがガーナに興味を持ったきっかけ。

田口さんには、遊びに行くたび、いつもチョコレートをくれる曽祖父がいました。もらったチョコレートは大事にとっておき、ここぞというときに食べてパワーをもらっていたそうです。

6年生になったとき、チョコレートの原料であるカカオに興味を持ち、その生産地ガーナに関する本を手に取ります。

そこに綴られていたのは、ガーナの貧困状況や、児童労働問題。とてもキラキラしたものではなく、いつも食べているチョコレートについて、深く考えるようになるには、十分な内容でした。

その気持ちはどんどん大きくなり、いつか自分もガーナに行って、現地の人と対話をしたい、助けてあげたいと思うようになったそうです。

19歳の時、単身ガーナへ

本を読んで持った印象と、現地の様子は正反対でした。


いざガーナに降り立つと、学校がない、病院がない…と足りないものばかりが目に入ってきます。

しかし、田口さんが現地の人に「どんなときが幸せ?」と尋ねると、「え?毎日だけど?」と当然のように返ってきたそう。

ガーナの人たちは無いものではなく、今あるものを見て感謝しているんだ。

彼らの考え方はとても素晴らしく、村は幸せな人で溢れていて、田口さんは、自分が何かしに行こうと思ったことが、恥ずかしくなってしまったと言います。

日本に帰ってきてからは、自分の周りにあるもの全てが彩り豊かに感じて、感謝できるようになりました。

田口さんは、「可哀想な人たちを助けてください、とチョコレートを売り出すのではなく、こんなにかっこいい人たちがいるんです、私はこんなことを学ばされたんです、といった誇りを伝える」

そんな気持ちを乗せて、世界にチョコレートを届けたいと語っています。

どんなに小さなことでも大きな愛を持って

ガーナでの毎日は予想外のことばかり。

このままで大丈夫?と思ったとき、田口さんは座右の銘である、『どんなに小さなことでも大きな愛を持って』という言葉を思い出すのだそうです。

そして、「一つ一つのことにちゃんと向き合うことで、着実に将来に向かっているんだ」と考えるのだそう。


田口さんは、ガーナの問題に向き合う中で、4種類のマラリアに感染し(ほぼ全種コンプリート😱)、24時間以内に病院に行かなければならない危険な状態に陥ったこともありました。

命に関わる危険を何度も繰り返す度、

「まだ死にたくない、ガーナでしっかりチョコレートを作って、ガーナの人たちをこんな風に幸せにした人だと紹介されるような生き方をしたい」と気力を振り絞りながら、着実に活動を続けてこられたそう。


そんな毎日の奮闘が実り、2021年には

本田圭佑、白川優子、國井修、富永愛などと並ぶ「世界に貢献する日本人30」に選ばれる、大快挙を成し遂げています。

このニュースを聞いた時、「あのとき言っていた事が現実に…!!!」と心から震えましたよ…!

本当におめでとうございます(´;ω;`)

ガーナに渡ってから現在までに起こった変化

田口さんの幼い頃の思い出から始まったカカオ革命。Mpraeso社のガーナでの活動は、ざっくり追いかけると、このような形で進んでいます。


2018年6月、ガーナへ渡る

2018年7月7日、最初のクラウドファンディング。ローストカカオなど、カカオを加工するための工房を作る

③現地の方々への還元を増やすため、ガーナでのチョコレート製造を目指したい(そのための施設が必要になる)

④2019年3月、カカオ豆の独自取引のルート開拓と品質向上に取り組む。

更に、カカオ専門商社である立花商店と協力し、アマンフロム村のカカオ豆を、日本にコンテナ輸出するプロジェクトを開始するが、コロナの影響で中止に

2020年5月、Mpraeso合同会社設立

ガーナに新たなチョコレート工場を作るため、同年8月、2度目のクラウドファンディングを行う→大成功

⑥2021年西武池袋本店から催事出店の声がかかったのをきっかけに、会社メンバーの自宅に工房をつくり、MAAHA CHOCOLATEを立ち上げ。

ガーナに新工場建設開始、多数のメディアで話題に。


現在、コロナの影響もあり、チョコレートの製造は日本の工房がメイン。

建設中の工場が完成すれば、日本の衛生基準を満たすチョコレートを、ガーナから輸入できるようになります。

田口さんは、今後体制を拡大させるならガーナを中心に、と考えておられるのだそう。

これからの目標は?

田口さんの目指す世界は、

『先進国・途上国の人達が愛やリスペクトを持って対等に繋がれる社会を作ること』


【お金を持っている:持っていない】

【教育を受けている:受けていない】

→だから助けなければ…、というような上下関係が、今はまだあるような気がする。

恵まれているから幸せか?というとそれも違う気がする、お互いが学び合える関係になれたら、と田口さんは語ります。


フェアトレードにも課題を感じています。

チョコレートの最終価格に値段を上乗せすると、『他の商品と質は変わらないのに値段だけ高い』と受け取られ、消費者の負担になってしまいまうからです。

本当に優しい人しか買ってくれない状況では長く続かないため、カカオの質を高めることで、消費者にとってもフェアであるようにしたい。

美味しいから買おう!が循環になって、巡り巡って現地の還元になる流れのほうが、きっと長くつづくはず

将来はガーナの工場をもっと大きくして、

コンビニなどに行けば、メイドインガーナのチョコレートがいつでも食べられるような世界を作るのが目標だそうです。

MAAHA CHOCOLATEは、チョコレートの売上の一部を、カカオ農家の自立支援医療支援環境保全女性のエンパワーメント促進教育支援の5つの活動を通して、ガーナに還元しています。

美味しいチョコレートを作り届けることで、食べる人はもちろん、カカオを育てる人、作る人、その周りを取り巻く人全てを笑顔にするサイクル。本当に素敵な取り組みだと思います。

そんな思いから出来上がったチョコレートたち

それでは、お待ちかねのチョコレートのご紹介です!…が、一つお詫びがございます。

MAAHA CHOCOLATEは今年頭に大幅リニューアルをしており、今回ご紹介するのはリニューアル前のチョコレートとなっています…。

現在は販売されていないデザインではありますが、このブランドの進化過程の一端として、ご覧いただけますと幸いです。


ブランド名の"MAAHA”はガーナの挨拶の言葉!

フルーツタブレット オレンジくるみ

まず一つ目は、フルーツタブレット オレンジくるみ!

四角い窓から見えるオレンジがよく映えますね!

裏面。ドライフルーツ(みかん)、ナッツ(くるみ)と、大まかな説明のあとに名前が入ってるのが、なんだか愛らしいです🤭


                           \\Hello!!//


オレンジは思っていたよりしっかり乾燥しています。水分はほとんど残っておらず、チョコレートと一緒にパキッと割れました。

かみ締めた瞬間、フワーッと広がるオレンジの香りと酸味が美しい。

アクセントのくるみも良い食感!

チョコレートの風味は、トッピングにそっと寄り添うさり気なさ。オレンジの酸味とくるみの旨味をよく引き立てています。美味しくて、つい噛んで食べちゃう。

ガーナハイカカオ

続いては、プレーンタイプ2種。

このシリーズのチョコレートは、「ガーナのカカオは輝く宝石の原石である」というコンセプトから生まれたロゴマークが、キラリと光るパッケージとなっています。とても素敵です。

こちらはハイカカオ。何%なんだろう?


カカオ豆とキビ糖のみのシンプルなチョコレートです。


薄めのタブレット。

転がしていると時々ザラリとした食感があります。キビ糖が粗めに残っているのかも?

キレのある苦味、ココナッツの香ばしい香りが、こっくりとまろやかに溶けていきます。

酸味はほぼありません。後口に少し渋みがあるくらい。まっすぐなチョコレートです。

ガーナカカオ マイルド

三枚目はマイルドタイプ!

こちらも特に%の表記はないようです。


裏面。ミルクが入っているわけではないようですね。ハイカカオよりお砂糖が多いようです。

ミルクのようなコクと、キビ糖の優しい甘みが広がります。こちらも少しザラリとした食感が。ココナッツの香ばしさはハイカカオより控えめになり、香りはどこかチャイのようにも感じます。

酸味はなく、こちらも後口渋みが少しありますが、ハイカカオよりマイルドです。

クッキリとしたコクと苦味を味わえるチョコレート!

カカオクッキー

続きまして、開発中につまみ食いが続出したというカカオクッキー☺❤


グルテンアレルギーのパティシエさんが、ある日の休日、プレゼントとして作ってきたクッキーから生まれた商品だそう。

米粉で作られていることが特徴です。

シンプルなラッピングが素敵!

      \\パカッ//

中には色違いのクッキーが8枚入っていました。

箱にクッキーの名前らしきものがあるのですが、どれがどれか分からないので、適当な呼び名でご紹介します。笑

黒いチョコチップ

ほろほろした食感!ココアとチョコチップが濃厚で美味しい!

あっ…このチョコチップもBean to Barか…と思うと、大変手間がかかってるなと思いました…。

すごく良い香りがする…!!


白いチョコチップ

黒より優しい甘さ…。ほろっとしっとり溶けていきます…。癒やし…


白チョコニブ

チョコが加わってパキッと食感に!

クッキーはプレーン!噛むとニブとチョコレートの香りがぶわっと広がり、クッキーは優しい甘さでチョコの余韻に寄り添います。お互いが引き立てあっていて、本当に美味しい!


黒チョコチップニブ

チョコはこっちのほうが苦い?

ココア生地なのも相まって、よりチョコに深みを感じます!よく見たら中にもチョコが混ざってる?

ニブを噛んだときに広がる香りが花のよう…!

ブランドの新たな発展のため、田口さんは再びガーナへ。

前述の通り、今回ご紹介したチョコレートたちは、2021年7月31日まで、公式オンラインショップで販売されていたものです。

この日以降、MAAHA CHOCOLATEはカカオ農家さんへの還元、チョコレート工場の新設、カカオ豆の仕入れなとで夏季渡航をするため、オンライン販売を長らく停止していました。

そして、2022年1月20日、「境界線を溶かすチョコレート」としてリブランディングしたことを発表しています。

たった一口のチョコレートでも、カカオ・カカオ農家さんに想いが繋がるようなチョコレートでありたいという思いから、

これまでのクラフト感溢れるパッケージから一新、ガーナの伝統的なシンボルマーク「アディンクラ・シンボル」をデザインに採用しました。

模様によって、"母なる大地への愛”などの深い意味が込められているそう。

ガーナの人々の明るく陽気な様子が伝わるような、ポップなデザインとなりました。


今回頂いたタブレットのうち、プレーンタイプは、マイルド、ハイカカオのみでしたが、リニューアル後はマイルド、ミルク、ホワイトの3種類のラインナップとなっています。

トッピングの乗ったチョコレートも新作が盛りだくさん…!リニューアル後のチョコレートも、またいつか食べてみたいと思っています!


コラボも続々!!

リブランディング発表と同日、西武池袋店ではSweets Wagonと、高島屋ではEDIBLE GARDENとのコラボ商品を販売することが話題に。

(公式サイト-newsより-)


また、2022年2月13日には、以前こちらの記事でご紹介したandewとの友情コラボが実現しました!

(「乳/卵不使用」 とろっ、サクッな食感の3層構造のヴィーガンチーズケーキ)


完全栄養食のチョコレートを作るandewが、MAAHA CHOCOLATEのカカオ豆を使って作り上げたスペシャルなチーズケーキ。

食べたくても食べられない方に、栄養とおいしいを届けたいという想いから始まったandewガーナの生産者たちに還元をしたいという想いから始まったMAAHA、

2つの想いをひとつのケーキで表現する初めてのチャレンジ、とのこと。

クラウドファンディングの締め切りは4月29日まで。

Mpraeso社の成り立ちから追いかけてきた者としては見逃せない展開です!

この記事を読んで気になった方もぜひご覧ください\(^o^)/!


田口さんの熱い思いで走り出したMAAHA CHOCOLATE、今後の展開がますます楽しみです。

チョコレートの未来を変えていく取り組みを、これからも応援しております!!


参考:(ガーナのカカオ農家に誇りを 田口愛(23)を突き動かす衝撃の体験【世界に貢献する日本人】-Newsweek日本版-)

(チョコに憧れ、海を渡った23歳彼女の桁外れな挑戦〜バイト代貯め19歳で現地へ行き受けた衝撃)

(Be Talk #14 田口 愛 / Mpraeso合同会社 CEO【 チョコレートへの愛・ガーナへの想いが深すぎた】)

(Be Talk #15 田口 愛 / Mpraeso合同会社 CEO【ガーナでの経験・生き方が凄い】)


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