もうすっかり年が明けてしまいましたが、2021年に受験したチョコレート検定の二次試験のことをまとめておきます!
大変長くなるので、お時間に余裕があるときにお読みください😂
前回の様子→【チョコレート検定2021、上級一次試験を受験してきた!】
テイスティング練習用チョコレートが届く
2021年、8/16に、検定事務局よりテイスティングチョコレート送付のお知らせがあり、8/27に発送→8/28に試験勉強用のチョコが届きました。
会場案内など、テイスティング問題の詳細も同じ頃に公式HPで公開され、ますます受験モードが高まります。
届いたチョコレートのラインナップは、
◆theチョコのアソート5箱、
◆焙炒(high&low)1袋、
◆発酵(Long&short)1袋。
試験範囲のチョコは合計8種類。
前回の試験はアソート3箱だったので、かなりボリュームアップしているように感じました。
しかもアソート以外の二種は、2021年のバレンタイン限定販売だったはず…??
市販の4種なら楽勝だな〜、と思っていたところに、初めて食べるチョコレートが4種も増え、これは一筋縄では行かないぞ、と震え上がることになりました。
テイスティング試験を突破するには何点必要?
二次試験では、一次試験と合わせて100点以上獲得しなければ不合格となってしまいます。
私が一次試験で獲得した点数は88点。
二次試験の設問数は25問。
私の場合、最低でも半分は取れないと不合格です😇
一次試験で高得点を取った方はめちゃくちゃ有利ですね!
もし落ちても、来年またテイスティング試験だけ再受験!とはならないそうなので、不合格ならまたイチから仕切り直し😇😇
さすがにもうチョコレート検定からは解放されたい😂
初受験から二年、己の呪縛を解くため頑張ることにしました。笑
試験までにやったテイスティング対策
①ひたすら食べる。テイスティング。
全てのチョコレートを順番に食べ、素直に感じた味覚の記録を取りました。
◆チョコレートを食べる時間を朝に固定
◆口の中で溶かしながら食べる
◆咀嚼して唾液と合わせながら食べる
両方の味の違いをメモし、それぞれのチョコレートが持つ味の輪郭を捕らえられるように練習。
また、以前取っていたテイスティングの記録と比べながら、送られてきたチョコレートとの違いを探ったり。
→【チョコレート検定2021、新The chocolateのテイスティングポイントを考える。】
以前取った記録と、送られてきたチョコレートとは、味の感じ方が全く違いました。
恐らく時期によってカカオのロットも変わるので、テイスティング対策は練習用チョコレートが送られてきたタイミングで取り掛かるのがベストなのかな、と思いましたね。
②ビジュアライズドテイスティング
チョコレートと一緒に送られてきた手紙に、QRコードで案内がありました。
動画のスタートと同時にチョコレートを食べると、口の中に現れる味覚を視覚化して体感できるサービスです。→HP
これまでいろいろなチョコレートをテイスティングしてきて、ここまでクリアに味覚を体感出来たことがなかったので、初めて見たときは本当に感動しました。
対応しているのは、ベネズエラ、ブラジル、ペルー、ドミニカの4種のみですが、この4種はこの動画で攻略できると言っても良いと思います。
(しかし試験当日思わぬ落とし穴が…笑)
③グラフから違いを読み取る、形を覚える
市販4種は同封されていた手紙にQRコードが、発酵・焙炒はチョコレートが入っている袋にテイスティングチャートが入っていました。
テイスティング試験では、グラフの表す値からチョコレートを導き出す問題が出ます。
→【チョコレート検定2021、新The chocolateのテイスティングポイントを考える。】
それぞれのチョコレートの、一番飛び抜けている値と、グラフの形をざっくりと覚え、直前に確認できるよう、これまで試験勉強をしてきたノートにも控えておきました。(縦に長い、横が短い、など…)
④試験直前に食べるチョコレートを残しておく
これは前回の試験でもやったことでした。
特に今回送付された練習用のアソートには、この為に誂えたかのように、試験範囲全てのチョコレートが収まるポケットがあったんです。
どれだけ練習しても、どうしても味覚の記憶は薄れてしまう…ならば、
直前に食べて記憶を起こしておけば良いのです。(極論)
それぞれ最後の一枚は、会場に持っていけるよう、この状態で当日まで残しておきました。
受験票到着
2021年9月22日、遂に2次試験の受験票が届きました。
4日後の試験に向け、気が引き締まります。
会場は前回涙を飲んだ大和大学。
リベンジを果たすのにふさわしい場所です!
更にその前日、定番4種とミルク2種をセットにしたザチョコトライアル6というアソートが全国のファミリーマートで発売されました。
9月前半でチョコは尽きていたので、ファミマを巡り、4日分のテイスティングチョコをここぞとばかりに補充。試験日まで毎朝食べました。
試験日当日
試験当日は日曜日で保育園が空いていなかったため、急遽弟に来てもらい、子供達を預けて出発しました。
前回と違い、あとは食べるだけだからどうにかなるという気持ちだったので、それほど早起きもせず(笑)、ちょうど良い時間に家を出ることに。
試験会場到着
会場についてからは、入り口を確認したあと、大学の付近で持ってきたチョコレートを貪っていました。笑
最初に来る風味と、あとに残る風味を再確認したのですが、試験範囲のチョコレートは全部で8種類とまあまあ多かったので、
確認を終えたのは開始時間ギリギリ😂😂😂
慌てて飛び込んだので、毎年撮っていた会場入り口の写真を撮り忘れるという大失態をやらかしました…🤣
着席、最後の確認
受験票を見ながら席につきます。
大阪会場は、教室内にびっしり人が座っていて、想像していたより人数が多かったです。
試験開始まで残りわずか。最後にノートにメモしたグラフを見返しながら復習し、試験に臨みました。
2次試験スタート
試験開始前に、プラケース入りのチョコレートがまとめられた大きな箱と、ペットボトルの水、マスクケース、お手拭きが配られました。
2次試験はマークシート方式なので、問題用紙は持ち帰りOKとのこと。
(2B以上の鉛筆を持っていけと叫んでいた前回の自分の叫びは無駄ではなかった。笑)
試験時間は40分。
いざ、と思い蓋を開けると。
入っていたチョコは6種類。(/全8種類中)
プラケースの中には2枚ずつチョコレートが入っており、識別シールはフタでなくカップ側面に貼られていました。
この中に焙炒と発酵が混ざっている…??
よく考えれば、焙炒はブラジル産、発酵はドミニカ産カカオのチョコレートなので、定番4種に1種ずつプラスすれば、全ての産地が揃っていることになるんですよね。
ということは、後々それを比べる問題が出てくるな、と身構えつつ、ザーッと問題を読み進めます。
まずは、グラフがある問題にあたりをつけました。
各テイスティングチャートの形を完全に覚えていたので、それぞれのグラフの横に産地を書き込んでいきます。
たまーにどれにも当てはまらないグラフがいて『😇???』となりつつ、全てのグラフを読んでから、前の設問に戻り、チョコを食べながら答えを当てはめていきました。
しかし、問1から問題発生。
恐らく問われているのはベネズエラ。
ベネズエラの風味はナッティか、それともミルクティーのようなミルク感か?という旨の選択肢があり、普通ならナッティで即答だろうという問題でした。
私が迷った原因はこいつです。
→【ビジュアライズドテイスティング】(ベネズエラ編)
この動画の中で、ベネズエラは、
紅茶葉→ミルクティー→ピーナッツ→アーモンドという風味の変化を辿るのです。
頭の中にミルクティーが強く残っていたMallowは、ここで答えを書き変え、惜しくも満点を逃してしまうのでした…\(^o^)/アアアアア
他には予想通り、
◆発酵具合、焙煎具合を比べる問題
◆こんなチョコレートが好きな人にはどのチョコを勧める?
といった問題が続きました。
比較の問題にはかなり悩まされましたが、直前に食べたチョコレートの味を信じて解答した結果、正解を掴み取れたようです。
試験終了
試験自体は結構カツカツで終わりました。
問題用紙は持ち帰れても、チョコは持ち帰り不可とのことだったので、後半かきこみ気味で食べましたが、全く間に合いませんでした。2枚ずつは多かったかも。アンケートにも答えられず…🤣
その後は、一緒に試験を受けていた職場の後輩と、近くのカフェで答え合わせをしました!
やはり後輩も問1はナッティを選んでいて、大ショックを受けながらも、お互い半分以上⭕がつく結果となり、多分合格だな!!と確信を持ちながら帰宅!
テイスティング試験の回答は発表されるのか?
前回までの試験では、
◆学科もテイスティングも同じ問題用紙から出題
◆マークシート方式での解答
◆問題用紙は持ち帰り可
◆翌日〜10日ほどで公式HPから解答発表
という流れが取られていました。
今回、一次試験は点数が表示されるのみでしたが、ニ次試験はどうなったのでしょうか。
公式HPのQ&Aは、試験日当日はこのような回答になっていましたが、
翌日にはこのような回答に切り替わり、出席者には結果通知と共に解答が送られてくることが分かりました!
合格者有料特典の申込みのお知らせが届く
10/29、結果通知が届くより前に、認定バッジや認定カードの申込受付開始のお知らせが届きました。
しかし申込みをするにも、合格証にある番号が必要なため、通知の到着を待つことに。
合格証到着!
2021年、10月28日に発送された合格証が、11/1に届きました!
合格ー!!やっと会えたよ〜!!!!
同時に、今回の試験の採点結果も。
2次試験で落としていたのはやはり問1、わざわざ解答をミルクティーの方に書き直したので、それさえなければ満点だったのになぁ…としょんぼり。
だけど、この2年間の努力は実ったと言って良いでしょう!!!!
働きながら家事しながら、頑張ったと思います、わたし!!!!
合格特典は、バッジとカードを申し込みました。
チョコレート一年分はいつ届く?何枚?誰の手に?
毎年話題になる、『成績優秀者上位5名にチョコレート一年分!』のプレゼント。
今年は合格通知が終わってから抽選ののち、11/15くらいまでの間に、該当者のもとへ届けられたようです。
残念ながら私は対象にはなりませんでした🤣
気になる内容は、明治おなじみの板チョコ3種類。
ブラックチョコレート、ハイミルクチョコレート、ミルクチョコレート、合計360枚がダンボール3箱に収まっていたそう。賞味期限は22年9月だったんだとか。
毎日一枚食べてもちょっとカツカツな気も…😂
チョコ好きならもっと早くなくなるよね?という圧を感じます。笑
認定バッジが届く!
年が明け、2022年、1/16に一足先に認定バッジが届きました。
前回も特典は別々の日に届いたので、もう一方の特典が届くのは少し先になりそうです。
チョコレート検定2022の申込みがスタート!!
今年のチョコレート検定の概要が発表されたことを、検定事務局がメールでお知らせして下さったのは、1/7のことでした。
実際には、12/27には公式ページが更新されていたようですね!大まかな内容は2021年度と同じ。
2/14までのお申し込みには早割が適用され、受験料が少しお得になるのも例年と同様。→検定公式ページ
しかし、今年から公式テキストがオールカラーにリニューアルされます。
ページ数も増え、チョコレートとSDGsの関係、海外&国内のショコラティエ情報などが最新データに更新されるなど、内容が一新されるため、全級位で更なる試験勉強が必要になる可能性大です。
Mallowはもう再受験の予定はありませんが、今後もチョコレート業界の最新情報をまとめた貴重な書籍として、公式テキストの内容は追いかけていきたいなと思っています。
ページが増えるなら、上級の過去問も載せてほしいですよね🤔期待したいです。
2022年度のチョコレート検定公式テキストの発売日は、2022年1月20日!
早速予約したので、届きましたらレビューを書こうと思います!
チョコレート検定をキッカケに出会った皆様に、心から感謝を!
2018年9月18日、三年前に受験したチョコレート検定中上級から今日まで、
Mallowを応援して下さった皆様、共に受験期間を過ごした皆様、ここまで長らくかかってしまいましたが、合格まで見守って下さり、本当にありがとうございました。
初めはくまを片手に孤独に始まった戦いでしたが、いつしか同じようにチョコレートを愛する皆様との繋がりができ、チョコ屋で働くための道になり、この検定から得た御縁は数え切れないものになりました。
今後も美味しいチョコレートを作るため、Mallowは学び続けていきます!
これからもどうぞよろしくお願い致します!
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